電磁クラッチ式自動揚水装置及びNF75型、NF53型ポンプの誕生

現在では全ての消防車輌が搭載するに至った電磁クラッチ式自動揚水装置(メイ ンポンプの中に呼び水をするための真空ポンプの駆動装置)は長野ポンプが日本で初めて開発し実用化しました。
昭和四十年以前の消防車輌は水を揚水するまでに非常に時間がかかりました。
また、メインポンプに呼び水をする為の真空ポンプの作動は全て手動で行われ、コーンクラッチによってその動力はエンジンから伝達されていました。このコーンクラッチは信頼性が低く、すぐにすべりを生じ度々調整の必要がありました。
長野ポンプではこのポンプが水を放水する前にどうしても必要 な真空操作をもっと早く確実に行える方法がないかを模索し、昭和四十二年に日本で初めて電磁クラッチ式自動揚水装置を開発しました。
この技術は消防業界において画期的な発明であり、特許を取得することなく幅広く一般に公開しました。これは当社の良いものは広く公開し社会に貢献すると言う思想を示したものと考えてい ます。
現在では国内全てのメーカーが採用するに至り、その技術の優秀性を証明しています。
さらに時代のニーズと消防専用シャシのエンジン出力アップに伴い、これまでの消防用ポンプをさらに性能をアップする為に新しくNF75型A1級、NF53型A2級の消防用ポンプを開発しました。
NF75型消防用ポンプは75ミリ吸水管によるA1級の性能の確保とポンプ耐圧力の大幅な向上を目指し開発されました。
この消防用ポンプには業界初のインデューサが採用され、飛躍的な放水性能向上を可能とし、現在においても業界トップクラスの性能を誇っています。