Class A Form Phos Chek(WD881)

奈良の東大寺の火災で一躍注目を浴びたA火災用泡消火薬剤”フォスチェック”はアメリカではほとんどの火災現場で使用されており、消防隊員に絶大な信頼を得ています。現在CD-1クラスの車両に小水量の水槽を搭載する傾向にありますが、この小さい水量をさらに効果的に使用する為にはフォスチェックが絶大な効果を発揮します。ではClass A Formフォスチェックとはどんな薬剤なのでしょうか。

 

 

 

1.水本来の能力を発揮させる。
水による消火は、可燃物の種類、量、その他の状況によってはその効果は一様ではありません。水は霧状にして使うと驚くほど熱を吸収したり、熱を取り除く能力があります。しかし、水は表面張力が強く水滴になって滑り落ちる為、可燃物の上に溜まらないのです。
この表面張力の為に水による消火効率はその潜在能力の5~10%程度しか使われていないと言われ、したがって大量の水が必要になります。
2.水の消火能力を高めるフォスチェックの泡。
フォスチェックは、水の消火効率を上げる為に開発された泡消火用の原液です。特別に配合された界面活性剤は水の表面張力を著しく下げる効果を持っており、0.1~1%と言う非常に低い濃度でも可燃物の上に広がり、深く浸透します。可燃物に水が深く浸透する事により延焼や再燃焼を防止し、少量の水で短時間に消火する事ができます。

3.A火災用泡消火薬剤の利点

1)可燃物の周りを厚い水の層で覆います。
水単独では流れ落ちてしまう可燃物の表面でもフォスチェックの泡は可燃物を分厚い水の層で覆い長時間可燃物の表面に留まり、熱を吸収し水の消火効率を高めます。
また,消火活動の再燃防止作業や鎮火確認の時間を短縮し,延焼防止、山火事消火などの効率を高め少なくとも水の消火効率を3倍程度高めます。

2)炎と可燃物との間に水の膜を作り、延焼を防止します。

3)混合比は0.1~1%と非常に低い濃度ですので経済的です。


4)薬剤は生分解に優れほとんどが二酸化炭素と水に分解し自然に戻ります。